![]() パステル オービット |
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ゲームプログラマが勧める良質イタリアン。#1.銀座「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」
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![]() 儚い花見シーズンの過ぎ去りを寂しく感じていながらも、この季節、なんだかんだと美味しいものが多いなと舌鼓を打つ本ブログ読者の皆様こんにちは。 海鮮太巻きの事を和風カリフォルニアロールと呼んだり、電灯のヒモをライトツナと呼ぶ秩序の崩壊っぷりが目に優しいTeamDyquemで御座います。 さて。 一見内向的な人間が多く見受けられがちな我々ゲームプログラマという職種でありますが、当方が会長を務めまする「ゲームプログラマ生活向上委員会兼野鳥の会」による独自の調査によりますと、昨今のゲームプログラマは社交的かつ健康的に活動し人々と歌い戯れアフターファイブには彼女とイタリアンでデートなども楽々とこなすインタラクティブな人々へと進化しているという結果の報告が相次いでいます。 そこで、今回より新シリーズ。 リーズナブルだけれど美味しく雰囲気も良い、「使える」系のお店をご紹介していこうかと思います。個人的にはイタリアンが好きなもので、そうした系統が多くなりそうでありますが。 ![]() リーズナブルなお店 まあ、ゲームプログラマであるかどうかについては殆ど関連性がありませんが、強引且つアドリブで挙げるとするならば、我々ゲームプログラマは、幾ばくか程度の差こそあれぢお、大抵は皆一般会社員かそれに準ずるお給金にて生活を営んでいるわけでありますもので、リーズナブルである点は大変重要なファクターと言えましょう。 考えてみれば、こうした飲食店における価格設定というものはなんとも複雑怪奇であると言わざるを得ません。昨今ならば”ぐるなび”でも何でも良いのですが、まず一見すると、高いのやら安いのやら千差万別。とてもではありませんが、一見さんとしてNO前知識突入の出来る雰囲気ではありません。このリスキーさに我々ゲームプログラマのチキンハートを晒すには余りにも難儀です。 ![]() 判断方法? イタリアンの場合、簡単な指標とするにはその店のワインリストを眺めてみる事がお勧めです。僕個人もワインについては素人に産毛が生えている程度であり、品種、その深みや歴に等についてなんら見識を持ち合わせているわけではありませんが、重要なのはそのリストにおける値段です。 ワインリストが1万円からスタートしている様な強気の所へ行けば、その食事は2名で合計4万円以上を覚悟するべきお店です。ワインリストが2万円からスタートしている様な所はそもそも”ぐるなび”等でアドバタイジングを行う事も無いでしょうが、まあこれらと比較してみれば、1万円から始まるタイプの中堅チョイ上の店でありますと、なんとも中途半端な客層が目立つ事も多い事でしょう。 ![]() 残念な客層 例えばハイアットの上の方とかそうしたホテルの最上階だとか、料理やワインの質よりもテナント代回収による収益率の混沌化に押しつぶされそうな面があるお店で且つ現役で持ちこたえている店となると、結局観光客等が後から後から入るわけであり、ある種回転も良く、目立ち、広まり易いのです。 結果、時に体育会系ちょっとリッチな同窓会が等が併催されていたりして、オーパス・ワンだとかの素晴らしいワインをまるでウーロン杯を貪る様にガブガブと呑み、フェトチーネを箸で食べる様な宴の隣に配置されるかもしれないというリスクも大げさな話ではありません。 ある程度リーズナブルで且つ、ある程度静かで雰囲気も良く、そして勿論、美味しいというお店は中々見つける事が出来ません。それもその筈、そうしたお店は通常あまり人には教えたくありませんからね。 勿論、僕自身にしてみたところで、取り立てて詳しい等という事は一切在りませんが、詳しい人間に恵まれてきた事と、フランクな商用等で利用する事も多い部分もありましたもので、これはどこかで本シリーズを始めてみては如何かと悩んでおりました。 少ない引き出しではありますが、当ブログにおけるコンテンツ拡充という誘惑には変えられません。魂だって笑顔で安売り。 さて。 ![]() さて これだけ引っ張っておいて大変申し訳無い様な気も致しますが、本シリーズ記念すべき第一回目となる本エントリーにおきましては、所謂「隠れた名店」的なコンテンツを出し惜しみさせて頂く旨ご了承下さい。いや、ちょっと待ってくださいソコ。ブラウザの閉じるボタン押さない。 一発目、確かに知る人ぞ知る的な希少感こそ希薄ではありますが、(いや、寧ろ有名店ですが)、リーズナブルで且つ美味しいというシリーズを展開していく上におきまして、まずはこの店を語らない事には話が始まりようもない、そうした重要な意味があるのです。 「ワインリストが1万円から始まる」様なクラスに遜色ない、寧ろ遙かに凌駕するそのクォリティと、それを遙かに下回るプライス。尋常では無いコストパフォーマンスを持つこの店は、第一回目からアレですが、この価格帯でこの味が出せる所は殆ど存在していないのではないかとすら思わせる程です。 して、その名店とは?まあ、タイトルの通りなのですが。 「続きはWEBで」的に寄り道してみたい衝動を抑えます。既にWEBですしね。 ![]() 銀座の名店、ラ・ベットラ・ダ・オチアイ 一頃は、「日本一予約の取れないレストラン」と言わしめたメジャー級の名店ですね。コンビニタイアップ製品等も多いので、訪れた事までは無くとも名前を聞いたことのある方や、落合シェフの織り成すコンテンツ群に舌鼓を売った方も多い事でしょう。 コースが4000円という段階でもうワケが判らない所であります。 コンテンツも充実。前菜にメインはまあ勿論美味しいのでお好きに選んで頂ければと思うのですが、此処はなんと言ってもパスタとワイン。メインの前に3種類のパスタを選べます。 ![]() 新鮮なうにのスパゲッティ ラ・ベットラ・ダ・オチアイと言えばそりゃあ「新鮮なうにのスパゲッティ」。 これはもう、「美味しすぎて笑う」をガチで体験出来る一品であります。濃厚ウニのクリームと落合シェフの持つ、良い意味でとんがった個性が、不思議な化学反応を起こしています。ウニのパスタは大好物なので、そりゃあそこいらじゅうで食べてはいるのですが、ここの一品だけはゼンッゼン違うんですよね。 個人的にも昔から趣味レベルの料理は心がけておりますが、その程度の知識では謎めいて謎めいて意味が判りません。緩やかな上り坂とプラス急勾配の様な感じで2段階にタイミングの分かれた味の主張がやってくるイメージなのですけれども、あーこの2段階目に赤ワインをチビっと口に含むことまで計算してるんかな!?とか考えてしまう程に、そうした絶妙なタイミングで味わいが完成するんです。 他には「ボルチーニ茸のスパゲティ」で山の風味を堪能し、パスタ3品目にゴルゴンゾーラもいいですね。この手のチーズが苦手ならばトマトソースも勿論絶品。「なすとケッパー」もいいですし「牛ホホ肉ワインソースのリガトーニ」あたりの組み合わせも絶品です。 ちなみに僕は、もっぱら「うに」「うに」「うに」、もしくは「うに」「うに」「ゴルゴンゾーラ」のクリームづくしから赤系のメインという流れに定着しました。書きながらお腹がすいてきましたね。 ![]() 狂ったコスパ。ワインも安い これだけの凄まじい美味しさでコースが4000円です。正直、ワケが判りません。もう少し高くしてもらって予約を取り易くして欲しい所なのですが、ここはワインも良質で美味しく、そして安い。普通の所なら一万円を超えるであろう品が6000円位でゴロゴロしています。勿論、上には上がありますがここで頼むワインは6000円~8000円位がコスパバランスが良いと言えるでしょう。 それ以上の一本を頼むならば、時間制限の無く、もう少しだけ高め設定店の方がゆっくりと味わえるかと思います。雰囲気と上質な時間を楽しむ店と比較するならば、ラベットラはさしずめ、2時間という括りに濃縮された味を堪能するという系統でありましょう。 前菜に合わせた一杯に、7000円辺りのワインとデザートを合わせても二名なら二万円前後。ちょっとした商用利用やデートまで幅広く使えるお店です。これぞ、大人の「リーズナブル」イタリアン。二万円は安い金額ではありませんが、たまに本気で美味しい食事をするには十分だとも言えましょう。どうですか皆様。 ![]() 日本一予約の取れない店 さて本エントリー、昨今はやりのステマ等では決してないという事を明言しておかねばなりません。まあ、ものすごい笑い所なんですけれどもね。銀座の超有名店オチアイがどうして僕にステルスマーケティングを依頼するんでしょうか。 まあまあ。 ここ、唯一の難点は予約困難店であるという事。いかんせん予約が取れません。数ヶ月に一度のタイミングで開始される予約受付が、日曜午前中開始と同時に数ヶ月先まで一瞬で埋まるという有り様。 高校生時代、クラスメイトと午前10時5分前に授業を抜け出し、学校を抜け出し、近所の公衆電話にてBON JOVI 来日チケットを取るべく電話をかけまくっていたあの頃を思い出す始末。少年であった遠い昔の僕らの手にボンジョビチケットが舞い降りる事は叶いませんでしたが、このお店には十分に希望があります。 近所に姉妹店ラベットラBISも併設されておりますが、まずは本店を味わって頂きたい所ですね。19時から、21時から、と所謂二部制を敷いているお店でして、後発の21時便平日キャンセル待ちであれば、当日でも意外にあっさりと入り込めたりしますので、タイミングが合う方はチャンレンジしてみるのも良いと思います。 どうですか皆様。 おなかが空いてきたでしょう。 「銀座 ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」 「銀座 ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」 公式 ![]() シリーズ記事まとめ ■Aニュース、ガジェット通信 寄稿記事 「『連載.jp』寄稿「ゲームプログラマが語る「プロ棋士に勝ったAIは、タクシー基本無料化をもたらす?」」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「ゲームプログラマが語る ”買わない理由”がもたらす充足感と、開発者達の心理」」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「ゲームプログラマが語る アップデート版に潜む開発者モラルハザード」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「ゲームプログラマが語る ソフトやアプリと携帯ゲーム課金における経済行動学」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「ゲームプログラマが語る。新しいゲーム機が定期的に生まれる理由」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「ゲームプログラマが語る 楽しさの仕組み ゲームメカニクス」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「ゲームプログラマが語る 3Dテレビとゲームの微妙な関係 その打開策」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「ゲームプログラマが語る 無料アプリのビジネスモデルと舞台裏」」 「『Aニュース/ガジェット通信』寄稿「新発表ラッシュに見るクラウド大航海時代の幕開け」」 ■ゲーム制作初心者さん向け系 ゲームプログラマが語る。なんちゃってリードプログラマにはなるな!ゲーム造りで放棄してはいけない大切な事 ゲームプログラマが語る。今さら聞けないフレームレートに纏わる話。秒間60?16ミリ? ゲームプログラマが語る。「浮動小数点」と商業レベルで上手に付き合う方法 「ゲームプログラマが語る。ゲーム制作初心者の方へ小ネタ「クォータービュー入門」」 「ゲームプログラマが語る。「正しい乱数」が彩る確率世界とエンターテイメント」 「iPhoneアプリ、ゲーム制作初心者の方へ小ネタ「線分と円の交差」」 「iPhoneアプリ作者より、ゲーム制作初心者の方へ小ネタ「2Dベクトル」」 「iPhoneアプリ作者より、ゲーム制作初心者の方へ小ネタを一つ」 ■「プロのゲームプログラマとして、ゲーム製作に関する書評を」シリーズ ゲームプログラマが語る書評:「MMORPGゲームサーバープログラミング」を読んでみた ゲームプログラマが語る書評:「ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術」を読んでみた ゲームプログラマが語る書評:「ゲームエンジン・アーキテクチャ」を読んでみた ■個人でも出来る、マルチプラットフォーム開発関連 「ゲームプログラマが語る。iOSゲームをWinマルチプラットフォーム開発・その4」 「ゲームプログラマが語る。iOSゲームをWinマルチプラットフォーム開発・その3」 「iPhoneアプリ作者が語る。マルチプラットフォーム化その2・アトミック型定義のススメ」 「ゲームプログラマが語る。iOSゲームをWinマルチプラットフォーム開発・その1」 ■リリースしました系 「PASTEL-ORBIT/TeamDyquemアプリ第19弾。ローグライク決定版「隣人は魔王」をリリースしました。」 「TeamDyquemアプリ第18段。ご当地バトルRTS「埼玉クエスト」をリリースしました。近隣の県を滅ぼそう(*-_-*) 埼玉以外でも遊べます #47app」 「アプリ新作「ネコりす マカロン」をリリースしました」 「埼玉県ご当地アプリ、「タッチ the さいたま」をリリースしました #47app」 「アプリ新作「ひよこガーデン」をリリースしました」 「TeamDyquem新作。結構真面目なアクションパズル「ネコりす」リリース」 「iPhoneアプリ作者が、iアプリ「泡リス女子部 for iアプリ」をリリースしました」 「自作iPhoneアプリ改良版、「ネコがゴミのようだネ:アーケード」をリリースしました」 「iPhoneアプリ作者が、「まりも育成」for iモードをリリースしました」 「iPhoneアプリ新作 「ナタ・デ・ネコ」 をリリースしました」 「秋刀魚は関係ないけれど、新作「i-Wishbone」リリース」 「アプリ新作「ネコがゴミのようだ」。プロモ動画をアップしてみた」 「「泡リス 女子部」、販売開始」 「AppBankにまりも紹介記事が!」 「ゲームプログラマとして参加。ご当地47都道府県アプリプロジェクト #47app」 □ビジネス系 「ゲームプログラマが語るドコモiPhoneと、インフラから合法的に大金を抜くスキーム」 「ゲームプログラマが語る。秀丸エディタのビジネスモデル」 ■SFネタ系 「ゲームプログラマがSFを語る。意識はどこからやってきて、死んで、そして何処へ行く?」 「ゲームプログラマが語る。気の遠くなるスキもない程の、宇宙の話」 「iPhoneアプリ作者が語る。流れ星に馳せる真実」 「iPhoneアプリ作者が警笛。どこでもドアの使い過ぎには注意」 「iPhoneアプリ作者が語るSETI理論。異星人さんは何処!?」 ![]() スポンサーサイト
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